理系向け転職エージェント・サイト7社を厳選紹介!業界・学歴・経験別おすすめや利用で得られるメリットを解説

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2025年版ものづくり白書」には、理系人材の育成と確保に関する重要な取り組みがいくつか紹介されています。

とくに、デジタル技術や半導体分野での人材不足が指摘されており、理系人材の転職市場は非常に需要が高い状況です。

しかし、決して転職の難易度が低いわけではありません。

企業や研究分野によって求められる専門性や経験の幅が異なるため、スキルがマッチすれば比較的転職しやすい一方で、専門分野と企業のニーズがずれると選考が難しくなることもあります。

そこで活用したいのが、理系向け転職エージェント・サイトです。

理系出身の転職のプロが、技術的な専門性や研究内容を理解した上で、転職活動を徹底的にサポートしてくれます。

当記事では、理系向け転職エージェント・サイト7社を厳選紹介。

利用で得られるメリットや注意点も掲載しているので、参考にしながらサービスの活用を検討してみてください。

目次

理系向け転職エージェント・サイトおすすめ7社を厳選紹介

理系向け転職エージェント・サイトおすすめ7社を当編集部が厳選しました。

理系向け転職エージェント・サイトの厳選ポイント

各社の特徴も紹介しているので、サービスの利用を検討している理系出身者の方は参考にしてみてください。

ワークポート|理系のバックグラウンドを活かした転職がしたい人におすすめ

■ワークポートの特徴

  • 人材紹介業界で20年以上の実績(※)
  • 全国47都道府県すべてに拠点あり(※ワークポート公式サイトより/2025年8月22日確認)
  • 幅広い業界の求人を保有

ワークポートは、理系のバックグラウンドを活かした転職がしたい人におすすめです。

理系の専門知識を活かせる多様な求人と、専門的なサポートを同時に受けられます。

業界最大級の求人は「IT」「エンジニア」「製造業」「建設業」など、理系出身者が活躍できる分野を広くカバー。

20年以上(※)の人材紹介実績により蓄積された専門的なノウハウで、理系ならではのスキルや経験を正確に評価し、マッチング度の高い企業を紹介してくれます。

47都道府県すべてに拠点を展開しているため(※ワークポート公式サイトより/2025年8月22日確認)、地方の製造業や研究機関の求人も充実しており、転職機会にも恵まれるでしょう。

理系職種の市場価値も正確に把握しており、条件交渉では専門性に見合った適正な待遇獲得をサポートしてくれます。

理系分野での経験を十分に活かしたいなら、ワークポートに転職支援をお願いしてみてはいかがでしょうか。

ワークポートの基本データ
対応エリア 全国、海外
運営会社 株式会社ワークポート
公式サイトURL https://www.workport.co.jp/

ワークポートを確認する

※「ワークポート」公式サイトより(2025年8月22日時点)

アカリクキャリア|研究成果を企業で発揮したい理系院卒者におすすめ

■アカリクキャリアの特徴

  • 求人は100%院卒向けの特化型転職エージェント(※)
  • 院卒者のサポート実績は15年以上(※)
  • 文部科学省「A-PRAS」(※2025年現在)認定サービス

アカリクキャリアは、研究成果を企業で発揮したい理系院卒者におすすめです。

利用者の99%以上が院卒で、15年以上にわたって累計15万人以上を支援してきた実績があります。(※)

院卒者向け求人100%(※)という徹底した特化ぶりで、「修士」「博士」「ポストドクター」の研究内容も即座に把握し、技術を活かせる環境の求人提案が可能です。

取引先の中心は、「自動車メーカー」「化学・素材系」「半導体」などの業界では有名な企業で、研究をそのまま民間で活かせるチャンスが豊富にあります。

さらに、先端研究企業とも連携しており、最先端技術に携われる求人に出会える機会も。

文部科学省の『研究支援サービス・パートナーシップ認定制度(A-PRAS)』の認定を受け(※2025年現在)、日本の科学技術とイノベーション創出を支えるサービスとして国から公的に評価されています。

アカデミア出身者やポストドクターの民間転職にも強く、専門的かつ手厚いサポートを受けられるので、ぜひ該当する人は活用してみてください。

アカリクキャリアの基本データ
対応エリア 全国
運営会社 株式会社アカリク
公式サイトURL https://tenshoku-agent.acaric.jp/

アカリクキャリアを確認する

※「アカリクキャリア」公式サイトより(2025年8月22日時点)

UZUZ|長期的に安定したキャリアを築きたい理系出身の20代におすすめ

■UZUZの特徴

  • 20代若手の理系向けサービス
  • ブラック企業の紹介防止に注力して入社3ヵ月後の定着率96%(※2024年5月現在)
  • 理系出身キャリアアドバイザー在籍

UZUZは、長期的に安定したキャリアを築きたい理系出身の20代におすすめです。

20代の理系出身者に特化したサービスで、入社3ヵ月後の定着率96%(※2024年5月現在)という実績があります。

さらに、理系出身のキャリアアドバイザーによる専門的なサポートで、ブラック企業の紹介防止に注力した約3,000社以上(※)の優良企業への転職を実現。

若手が働きやすい企業や職場への転職支援を得意としています。

さらに、入社後のフォロー期限に定めがないのも、安定を求める人には心強いでしょう。

LINEや電話でいつでも相談可能な体制により、転職後の定着まで責任を持って支援する仕組みが整っています。

また、理系中退者の転職成功事例もあるので、中退後の方向性が見いだせずに悩んでいる人もぜひ相談してみてください。

UZUZの基本データ
対応エリア 関東、関西、東海、その他
運営会社 株式会社UZUZ
公式サイトURL https://uzuz.jp/

UZUZを確認する

※「UZUZ」公式サイトより(2025年10月時点)

JACリクルートメント|外資系・グローバル企業を目指す理系ハイクラスにおすすめ

■JACリクルートメントの特徴

  • ハイクラス転職のエキスパート
  • 専門性の高いコンサルタント総数は約1,400名以上在籍(※)
  • 世界11か国・34拠点で展開する日系転職エージェント(※)

JACリクルートメントは、外資系・グローバル企業を目指す理系ハイクラスにおすすめです。

世界11か国・34拠点のネットワークと約35,000社との取引実績により、理系人材向けの最先端技術企業や研究開発部門の求人が豊富にあります。(※)

ロンドン発のサービスとして、外資系企業や海外進出企業への転職支援に強く、「英文レジュメ作成」や「英語面接対策」など、グローバルな技術職転職に必要なサポートも提供しています。

医療業界出身の医薬バイオ専門コンサルタントや、各分野の技術職に精通したシニアコンサルタントが在籍しており、理系特有の研究・開発経験やスキルを正確に評価。

「COO」「CFO」「技術統括責任者」などのハイクラスポジションへの転職もサポート可能です。

理系出身者が安心して長期的なキャリア形成を相談できる環境も整っているので、ハイクラスポジションやキャリアアップを目指す人は、ぜひ検討してみてください。

JACリクルートメントの基本データ
対応エリア 全国
運営会社 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント
公式サイトURL https://www.jac-recruitment.jp/

JACリクルートメントを確認する

※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年10月確認)

LHH転職エージェント|キャリアアップを実現したい理系出身者におすすめ

■LHH転職エージェントの特徴

  • 顧客ロイヤリティ調査で4年連続の最高水準評価を獲得(※)
  • 企業と求職者の担当者が同じ「360度式コンサルティング」を採用
  • 3人に2人が年収アップ転職を実現(※LHH公式サイトより/2025年8月22日確認)

LHH転職エージェントは、キャリアアップを実現したい理系出身者におすすめです。

職種別の「担当コンサルタント制」を採用しており、理系の専門性を正確に評価した上で質の高いマッチングを行ってくれるので、さらなる高みを目指せます。

さらに、企業と求職者の両者を同じコンサルタントが担当する「360度式コンサルティング」も注目ポイントのひとつ。

技術的なスキルマッチングだけでなく、研究開発文化や技術志向といった、企業カルチャーとの相性まで深く見極めることが可能です。

理系出身者が活躍する幅広い専門領域をカバーし、「NTTドコモ」「NTTデータ」などの技術系大手企業や、「PwC」「デロイト」などのコンサル企業との取引実績も豊富。

理系の専門性を活かしてキャリアアップを実現したいなら、ぜひLHH転職エージェントに相談してみてください。

LHH転職エージェントの基本データ
対応エリア 全国
運営会社 アデコ株式会社
公式サイトURL https://jp.lhh.com/

LHH転職エージェントを確認する

※「LHH転職エージェント」公式サイトより(2025年8月22日時点)

TechClipsエージェント|専門知識と技術スキルのある理系エンジニアにおすすめ

■TechClipsエージェントの特徴

  • レガシーSIer&SESからのキャリに特化したサービス
  • 現役エンジニアによる親身なサポート
  • 転職後1年以内離職者ゼロを更新中(※公式サイトによる自己公表/2025年8月22日確認)

TechClipsエージェントは、専門知識と技術スキルのある理系エンジニアにおすすめです。

在籍しているコンサルタント全員が現役エンジニアという体制で、理系出身技術者のキャリアを徹底サポート。

転職後1年以内の離職者ゼロを5年間継続(※公式サイトによる自己公表/2025年8月22日確認)するなど、長期的に活躍できる環境を見極める力にも定評があります。

また、年収500万円以上の高年収・高待遇求人のみを取り扱っており、理系のスキルに見合った適正な条件提示も期待できるでしょう。

技術力を重視するエンタメ企業から最先端技術企業まで取引実績も幅広く、次世代IT職種への転職サポートにも強みがあります。

専門性の高い技術系職種への転職を目指すなら、TechClipsエージェントを押さえておくといいでしょう。

TechClipsエージェントの基本データ
対応エリア 全国
運営会社 notari株式会社
公式サイトURL https://agent.tech-clips.com/

TechClipsエージェントを確認する

※「TechClipsエージェント」公式サイトより(2025年8月22日時点)

RD REALIZE|ライフサイエンス領域の転職を希望する理系の人におすすめ

■RD REALIZEの特徴

  • 「食品」「化粧品」「バイオ・ヘルスケア」専門の転職エージェント
  • 理系ハイクラスの求人を多数保有
  • 1998年設立で豊富な転職ノウハウと実績がある

RD REALIZEは、ライフサイエンス領域の転職を希望する理系の人におすすめです。

「食品」「化粧品」「バイオ・ヘルスケア」業界に特化した転職エージェントで、理系出身者が研究成果を製品化に活かせる分野の求人のみを取り扱っています。

理系の専門知識を求める企業とも強固なネットワークを築いており、他では見つからない専門職求人を豊富に保有。

さらに、理系の専門性に見合った高年収求人も多く、「バイオベンチャー研究・開発職」や「再生医療分野」といった最先端技術領域への転職サポートも充実しています。

また、「人材紹介」「人材派遣」「人材シェアリング」の3事業を展開。

正社員転職だけでなく、プロジェクトベースでの参画や段階的なキャリアチェンジなど、多様な働き方にも対応可能です。

ライフサイエンス分野での研究開発経験を活かすなら、RD REALIZEを活用するといいでしょう。

RD REALIZEの基本データ
対応エリア 全国、海外
運営会社 株式会社RDサポート
公式サイトURL https://www.rdsupport-tenshoku.jp/

RD REALIZEを確認する

※「RD REALIZE」公式サイトより(2025年10月確認)

【業界別】おすすめの理系向け転職エージェント・サイト

【業界別】おすすめの理系向け転職エージェント・サイトのイラスト

理系が活躍できる業界はたくさんあります。

なかでも次の5業界は、理系の転職先として人気が高く、注目している人も多いでしょう。

各業界におすすめのサービスを紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

「製薬・バイオ・ヘルスケア業界」におすすめ転職エージェント・サイト

製薬・バイオ・ヘルスケア業界への転職におすすめなのは、「RD REALIZE」「JACリクルートメント」「アカリクキャリア」の3社。

RD REALIZEは、ヘルスケア・ライフサイエンス分野に20年以上特化してきた転職エージェントです。

高年収ポジションの求人も多数保有しており、待遇面での満足度も高いでしょう。

医療業界出身の医薬バイオ専門コンサルタントが在籍するJACリクルートメントは、担当者が業界に精通していることから、具体的なキャリアプランのアドバイスが受けられます。

また、外資系企業ともパイプがあり、外資系製薬・バイオ企業などの紹介が可能です。

製薬・バイオ分野の「修士」「博士」「ポストドクター」から利用されているアカリクキャリアでは、アカデミアから民間企業への転職支援を得意としています。

研究者としてのキャリアを高く評価してくれる案件紹介も期待できるでしょう。

以下のおすすめ理由もぜひ参考にしてみてください。

サービス名 おすすめ理由
RD REALIZE 製薬・バイオテクノロジー大手企業と取引あり。最先端分野の求人も保有。
JACリクルートメント 専門性の高いコンサルタント多数在籍。転職支援実績約43万人の実力。(※1)
アカリクキャリア 利用者は99%以上(※2)が院卒者。文部科学省「A-PRAS」認定(※2025年現在)による信頼性の高いサービス。

(※1)「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年8月22日時点)
(※2)「アカリクキャリア」公式サイトより(2025年8月22日時点)

「IT・通信・ソフトウェア業界」におすすめ転職エージェント・サイト

IT・通信・ソフトウェア業界への転職におすすめなのは、「UZUZ」「TechClipsエージェント」「LHH転職エージェント」の3社。

若手の転職に強いUZUZはIT業界への転職も得意としており、ITスクール(ウズウズカレッジ)で就業支援を行っています。

「1on1」のオーダーメイド型サポートが特徴で、入社3ヵ月後の定着率は業界トップクラスを誇っています。(※2024年5月現在)

全コンサルタントが現役エンジニアとして活躍しているTechClipsエージェントは、保有求人も大手IT企業から成長企業まで1,000社以上(※1)と豊富。

ITエンジニアやITコンサルタントの職種を中心に、次世代IT職種へのステップアップの支援も行っており、キャリアアップ転職も目指せます。

顧客ロイヤリティ調査で4年連続「業界最高水準」の評価を獲得(※2)しているLHH転職エージェントなら、満足度の高いIT職種の転職が期待できるでしょう。

IT職種の技術的適性はもちろん、企業文化の相性まで見極めたマッチングは、ミスマッチによる早期離職も防げます。

IT・通信・ソフトウェア業界は技術革新のスピードが極めて速いため、専門性の高い転職エージェントへの相談がおすすめです。

サービス名 おすすめ理由
UZUZ(ウズウズ) ITスクールで就業支援を行っている。オーダーメイド型サポートで入社3か月後の定着率は業界トップクラス。(※2024年5月現在)
TechClipsエージェント リモート求人多数で働きやすい職場を探せる。早期離職者はゼロ。(※公式サイトによる自己公表/2025年8月22日確認)
LHH転職エージェント ITエンジニア領域のコンサルタント多数在籍。3人に2人が年収アップを実現。(※2)

(※1)「TechClipsエージェント」公式サイトより(2025年8月22日確認)
(※2)「LHH転職エージェント」公式サイトより(2025年8月22日時点)

「食品・化粧品業界」におすすめ転職エージェント・サイト

食品・化粧品業界への転職におすすめなのは、「RD REALIZE」「JACリクルートメント」「ワークポート」の3社。

食品や化粧品業界に強いRD REALIZEは、有名食品会社や大手化粧品企業との取引実績が豊富で、高年収・好条件の求人もそろっています。

業界ならではの専門職種に精通したコンサルタントが在籍しているので、不安や悩みなども理解してもらいやすいでしょう。

JACリクルートメントは大手食品・化粧品メーカーとの長年の取引により、業界の最新動向と企業戦略を深く理解したサポートが受けられます。

国際的なブランド企業でのキャリア形成の支援も可能なので、グローバル企業や外資系企業への転職を目指すことも可能です。

ワークポートでは、全国47都道府県すべてに拠点を展開しており(※ワークポート公式サイトより/2025年8月22日確認)、地方の食品メーカーや地域密着型の化粧品企業への転職機会を提供しています。

研究開発職はもちろん、マーケティングや生産技術職など幅広い選択肢があるのも特徴です。

各社のおすすめ理由も以下に紹介しているので、ぜひ比較検討してみてください。

サービス名 おすすめ理由
RD REALIZE コンサルタントは理系学位や研究開発現場の経験あり。
JACリクルートメント 消費財業界の転職市場に精通。入社後も相談できる。
ワークポート 転職コンシェルジュから適切なキャリアプランの提案を受けられる。

「化学・素材・材料業界」におすすめ転職エージェント・サイト

化学・素材・材料業界への転職におすすめなのは、「RD REALIZE」「アカリクキャリア」の2社。

RD REALIZEは食品や化粧品分野に強いことから、化学系企業との取引実績もあります。

化学・素材分野での「研究開発」「品質管理」「製造技術」など、幅広い職種をカバーしており、転職支援20年以上の間に蓄積された専門ノウハウで転職活動を徹底サポート。

院卒者専門のアカリクキャリアは、理学系や工学系の学科出身者の転職支援にも強く、化学・素材・材料業界への転職をサポートしてくれます。

技術を即活用できる環境の提案も受けられるので、ぜひ希望を伝えてみてください。

以下のおすすめ理由とあわせて、利用する転職エージェントを検討してみてください。

サービス名 おすすめ理由
RD REALIZE 研究内容のアピール指導が受けられる。年収600万円以上の求人が充実。
アカリクキャリア 大手の化学・素材・材料メーカーと取引あり。研究を活かせる転職支援に強み。

「自動車・機械・製造業界」におすすめ転職エージェント・サイト

自動車・機械・製造業界への転職におすすめなのは、「JACリクルートメント」「ワークポート」の2社。

JACリクルートメントには、「トヨタ自動車」「日産自動車」「本田技研工業」などの自動車メーカーとの取引実績があり、国内はもちろん、海外展開や外資系自動車部品メーカーの選択肢もあります。

ものづくりエンジニアの専門職種に精通したコンサルタントも在籍しており、技術管理職や開発責任者レベルの転職支援にも強いです。

国内メーカーの求人を多数保有するワークポートは、47都道府県に拠点を構えているため(※ワークポート公式サイトより/2025年8月22日確認)、地方の製造業転職を希望する人にも使いやすいでしょう。

職種の選択肢も豊富で、製造業ならではの技術スキルや現場経験を正確に評価したマッチングも期待できます。

2社それぞれのおすすめ理由も紹介しているので、比較検討してみてください。

サービス名 おすすめ理由
JACリクルートメント 管理職や専門職のハイクラス転職に特化。各業界のプロが市場価値を評価してくれる。
ワークポート 求人数11万件以上(※)の豊富な選択肢あり。転職セミナー情報も提供。

※「ワークポート」公式サイトより(2025年8月22日時点)

機械系エンジニアに特化しているサービスをお探しなら、「機械系エンジニア向けおすすめ転職エージェント・サイト8選!職種別や選び方も紹介」の記事も参考になっておすすめです。

【学歴・経験別】おすすめの理系向け転職エージェント・サイト

【学歴・経験別】おすすめの理系向け転職エージェント・サイトのイラスト

理系出身といっても、学歴や経験は人それぞれ違います。

この章では、学歴・経験別におすすめの理系向け転職エージェント・サイトをご紹介。

該当する条件をぜひ参考にしてみてください。

大学院卒(修士・博士)向け転職エージェント・サイト

大学院卒(修士・博士)向けおすすめ転職エージェント・サイトは、「アカリクキャリア」「JACリクルートメント」「RD REALIZE」の3社。

院卒者向け求人が100%のアカリクキャリアは、利用者の99%以上も院卒者と、大学院卒に特化した転職エージェントです。(※)

修士・博士の研究内容への理解も深く、条件が合えば研究開発を重視する大手や有名企業の求人紹介も受けられます。

JACリクルートメントはハイクラス転職に特化しており、在籍しているコンサルタントの質も高いです。

院卒者の高度な専門性への理解も深く、専門性を活かしたエグゼクティブレベルの転職戦略の提案も得意としているので、ぜひ相談してみてください。

理系転職に特化したRD REALIZEは、院卒者が活躍するヘルスケア・ライフサイエンス分野に強く、年収800万円以上の高年収求人に出会えることも。

院卒者が多く活躍する研究開発分野での深い専門知識で、転職希望者を徹底サポートしてくれます。

おすすめ理由を紹介しているので、以下内容も参考にしてみてください。

サービス名 おすすめ理由
アカリクキャリア 15年以上にわたる院卒者サポート実績で転職成功を目指せる。(※)
JACリクルートメント 1988年スタートの実績。信頼性が高く安心して利用できる。
RD REALIZE バイオ・ヘルスケア業界に特化。提案型のポジション紹介も可能。

※「アカリクキャリア」公式サイトより(2025年8月22日時点)

研究開発職だけに特化しているサービスを探す際には、「研究開発向けおすすめ転職エージェント・サイト8社比較」の記事もチェックしてみてください。

第二新卒理系向け転職エージェント・サイト

第二新卒理系向けおすすめ転職エージェント・サイトは、「UZUZ」「TechClipsエージェント」の2社。

UZUZは20代の理系出身者に特化したサービスで、第二新卒の転職支援実績も豊富です。

入社3ヵ月後の定着率が96%(※2024年5月現在)と高く、「次こそは長期的に働きたい」と考える第二新卒の理系出身者にマッチした求人を紹介してもらえます。

現役エンジニアのサポートが受けられるTechClipsエージェントなら、第二新卒からエンジニア転職を目指せます。

「第二新卒歓迎」の求人紹介も可能で、エンジニア経験者のコンサルタントが相談にも親身にのってくれるので心強いでしょう。

理系の転職では即戦力が求められることも多いので、若手の転職支援に強い上記2社からまずは検討してみてください。

サービス名 おすすめ理由
UZUZ 一人ひとりに寄り添った丁寧なサポートが魅力。登録企業者数も大手からベンチャーまで多様。
TechClipsエージェント 20代の転職支援実績あり。非公開求人も紹介してもらえる。

※「UZUZ」公式サイトより(2025年10月時点)

理系向け転職エージェント・サイトの利用で得られるメリット

理系に特化した転職エージェントだからこそ、得られるメリットがあります。転職のプロのサポートを受けながらの転職活動は、大きなアドバンテージとなるはずです。

理系向け転職エージェントの利用で得られるメリットは次のとおり。

理系向け転職エージェント・サイトの利用で得られるメリットのイラスト

それぞれ詳しく解説するので、利用を検討している人は参考にしてみてください。

メリット1、技術的なバックグラウンドを理解したコンサルタントから支援が受けられる

理系向け転職エージェントを利用すれば、技術的なバックグラウンドを理解したコンサルタントから支援が受けられます。

理系出身のコンサルタントや各技術分野に精通した専門家が在籍しており、研究・開発経験や専門知識の強みを踏まえて、転職支援を行っているからです。

理系の専門用語や技術領域について、深いレベルでコミュニケーションを取れる点がポイントで、理系ならではの悩みにも的確に対応してくれます。

また、バックグラウンドのアピールに関する支援もしっかり行ってくれます。

以下は、理系向け転職エージェントが、あなたの経験が企業に響くよう伝えるためにサポートしてくれる具体例です。

●研究論文・学会発表
企業での問題解決能力や論理的思考力の証明として活用
●実験・解析スキル
データ分析能力や仮説検証プロセスの経験として評価
●研究室でのプロジェクト管理
チームマネジメントや期限管理能力の実績として紹介
●特許出願・知的財産
イノベーション創出能力や企業価値向上への貢献として強調
●学際的研究経験
異分野連携能力や新規事業開発への適性として訴求

単なる求人紹介にとどまらず、研究成果の企業での活用方法や技術職としてのキャリア形成戦略についてもアドバイスしてくれます。

さらに、理系の転職市場における給与相場や、求められるスキルレベルについても、各技術分野の動向を踏まえた情報提供が可能です。

これまでの研究や経験を正しく評価してもらいたい人は、ぜひ理系向け転職エージェントを活用してみてください。

メリット2、技術面接をはじめとした理系面接の専門サポートがある

理系向け転職エージェントでは、技術面接をはじめとした理系面接の専門サポートがあります。

出題傾向や評価ポイントを熟知したコンサルタントが、具体的かつ実践的な対策を提供してくれます。

理系の面接では、次のようなポイントを押さえておく必要があるため、専門的な面接対策は欠かせません。

面接タイプ 理系特有のポイント
技術面接 技術的深度と応用力のバランス
研究発表面接 非専門家への分かりやすい説明技術
ケース面接 理系の論理的アプローチの活用
人物面接 研究者気質と組織適応性の両立

理系専門の転職エージェントでは、技術面接における頻出質問パターンの分析や、研究内容を企業の事業にどう活かせるかを的確に伝える方法についても具体的な指導を行います。

さらに、理系出身者が苦手とするコミュニケーション面での改善点や、相手のレベルに合わせた説明技術についても実践的なトレーニングが受けられます。

理系出身者の場合、一般的な面接対策とは異なる対策を必要に感じる場面も出てくるでしょう。

技術面接をはじめとした、理系の多様な面接に対応できるよう、理系向け転職エージェントを活用して、面接対策を徹底的に行ってから選考に進むのがおすすめです。

メリット3、大学院・研究機関出身者とのネットワークを活用できる

理系向け転職エージェントを利用すれば、大学院・研究機関出身者とのネットワークを活用できます。

同じような学術的バックグラウンドを持つ理系出身者が多数登録しており、転職成功者や業界のキーパーソンから情報を得たり、人脈を広げたりできるからです。

とくに理系に特化した転職エージェントには、「修士」「博士」「ポストドクター」出身者が集まりやすく、近い専門領域での転職事例をもとに、自分のキャリアを考えるヒントが得られます。

また、一部転職エージェントでは、理系出身者同士の勉強会やネットワーキングイベントを開催し、転職に関する情報交換の場を提供していることも。

同じ専門分野や研究テーマを持つ転職成功者から具体的な体験談を聞くことで、転職後のイメージもしやすいでしょう。

人脈を広げたい人は、転職エージェントのネットワークを活用して、情報収集やキャリア形成に役立ててみてはいかがでしょうか。

理系向け転職エージェント・サイトを利用する際の注意点

理系向け転職エージェント・サイトを利用する際の注意点を紹介します。

理系向け転職エージェント・サイトを利用する際の注意点のイラスト

詳しく解説するので、事前にチェックして注意するようにしてみてください。

注意点1、理系に特化していると求人の選択肢が狭まる

理系に特化している転職エージェント・サイトだと求人の選択肢が狭まります。

専門性を重視するあまり、取り扱う業界や職種が限定的になりやすく、異業種転職やキャリアチェンジが難しいこともあるからです。

たとえば、記事内で紹介している転職エージェント・サイトには、次のような分野に特化しているサービスもあります。

転職エージェント・サイト 特化分野
RD REALIZE 食品・化粧品・バイオ業界
TechClipsエージェント エンジニア職

そのため、理系出身者が持つ多様なスキルや興味を活かせる異分野について、十分な情報を得られないこともあるでしょう。

選択肢や視野を広げたい人は、理系向け転職エージェント・サイトに加えて、さまざまな業種や職種の求人を取り扱う総合型のサービスもあわせて検討してみてください。

注意点2、アカデミック志向と企業志向のギャップを解消できない

理系向け転職エージェント・サイトを利用しても、アカデミック志向と企業志向のギャップを解消できません。

なぜなら、理系出身者は研究や学術的な成果を重視しがちですが、企業が求めるのは研究成果を実務で活かし、事業や収益に貢献できる能力です。

アカデミック志向と企業志向のよくあるギャップは以下のとおり。

ギャップ アカデミック志向 企業志向
研究期間の違い 数年単位でじっくり研究 四半期単位で成果を要求
評価基準の相違 論文・学会発表による評価 売上・利益による評価
失敗への対応 研究での失敗は学び 企業での失敗は損失
知識共有の考え方 オープンな知識共有 競合他社への情報秘匿
意思決定プロセス 科学的根拠を重視 政治的・経済的要因を考慮

理系向け転職エージェントでは、研究者気質を活かした企業選びのサポートは可能でも、入社後の価値観の変化や順応の過程に関しては、十分な準備支援が難しいこともあります。

理系出身者の完璧主義や長期的思考と、企業が求める迅速な判断や柔軟性のギャップは、転職エージェントの支援だけでは解消が困難です。

自身の志向を理解し、企業文化に慣れるための心構えを持ってから転職を決断するようにしましょう。

注意点3、論文や特許の取り扱いに関する制約は変わらない

理系向け転職エージェント・サイトを利用しても、論文や特許の取り扱いに関する制約は変わりません。

研究成果や技術的な実績をアピールする際の伝え方のアドバイスはできても、制約自体を解除できるわけではないからです。

具体的には次のような制約があります。

  • 企業秘密保護
  • 知的財産権
  • 守秘義務
  • 競業避止義務
  • 特許出願中
  • 論文公開制限

とくに先端技術分野や競争の激しい業界では、研究内容の一部でも開示することが現職での契約違反や法的問題を引き起こすリスクがあり、深刻な問題に発展してしまうことも。

理系向け転職エージェントは弁護士ではないため、法的アドバイスの提供は難しいのが現状です。

何を開示できて何を秘匿すべきかの判断について、十分なサポートは受けられません。

理系の転職活動では事前に現職の契約内容や知的財産権について法務部門や専門家に相談し、開示可能な範囲を明確にしてから転職エージェントとの相談を始めてください。

注意点4、研究費や設備投資の期待と現実の差を正確に把握することは難しい

理系向け転職エージェント・サイトを利用しても、研究費や設備投資の期待と現実の差を正確に把握することは難しいです。

研究環境や設備の充実度が重要になってくる理系の転職ですが、研究予算や設備投資の優先度などの詳細な実態は、実際に入社してからでないとわかりません。

企業側も採用段階では魅力的な研究環境をアピールしますが、予算制約や設備の老朽化、研究プロジェクトの予算削減などの現実的な問題を詳細に開示することは稀です。

とくに注意したいのが以下の内容です。

期待する内容 現実で起こりうる問題
最新研究機器の充実 予算不足による設備更新の遅延
潤沢な研究予算 四半期業績による予算削減
自由な研究テーマ設定 収益性重視によるテーマ制限
長期的な研究投資 短期的な成果要求の増加

経済状況の変化や企業の業績悪化により、研究開発予算が急激に削減されるリスクは、転職エージェントも事前に把握することは難しく、理系出身者の転職判断に重要な影響を与えるでしょう。

少しでもリスクを軽減するために、自分でも企業の財務状況や過去の研究投資実績を調査し、研究環境の実態を確認した上で転職を検討してみてください。

理系向け転職エージェント・サイト選びで押さえておきたいポイント

理系向け転職エージェント・サイト選びの際に、押さえておきたいポイントを紹介します。

理系向け転職エージェント・サイト選びで押さえておきたいポイントのイラスト

詳しく解説するので、参考にしてみてください。

ポイント1、理系特化型と総合型の使い分け基準を明確にする

まずは、理系特化型と総合型の使い分け基準を明確にしましょう。

それぞれの特徴を理解した上で、転職目的や状況に応じて適切なサービスを選択することが重要だからです。

理系特化型と総合型には次のような違いがあります。

比較項目 理系特化型 総合型
専門性理解 詳細まで理解 一般的な理解
求人数 限定的(質重視) 豊富(量重視)
業界範囲 特定分野に集中 全業界対応
サポートの深度 専門的で詳細 幅広いが浅い

理系特化型は技術的な専門性を深く理解したサポートの提供がある一方、総合型は幅広い業界・職種の選択肢と、豊富な求人数を提供するという異なるメリットがあります。

さらに、理系の転職目的によっても、適切なサービスは以下のように変わってきます。

転職目的 おすすめサービス
研究・開発職での専門性を活かした転職 理系特化型
管理職、コンサルタント職 総合型
それぞれの違いを理解した上で、「自分の専門分野」「転職目的」「キャリアステージ」に合ったサービスを選び、使い分けてみてください。

ポイント2、院卒向けか学士卒向けかで選択する

次に、院卒向けか学士卒向けの転職エージェント・サイトかを確認して選びましょう。

理系の転職市場では、学歴による求人の対象範囲や求められるスキルレベル、キャリアパスが大きく異なります。

院卒者と学士卒者、それぞれに合ったサービスを利用することで、より適切なマッチングと専門的なサポートを受けられます。

たとえば、院卒者の場合だと、研究テーマの専門性や学位の種類(修士・博士)によってもアプローチが変わるため、より深い専門知識のあるサービスの利用がおすすめです。

一方で学士卒者は、実務経験の年数や技術スキルの習得状況によって転職戦略が大きく変わるため、キャリア形成を得意としたサービスを選ぶといいでしょう。

また、院卒や学士卒向けだけでなく、以下のような特徴を持つ転職サービスもあるので、しっかり見極めて検討してみてください。

●院卒者向けサービス
研究内容や論文を活かした転職支援。
●学士卒者向けサービス
実務経験や資格を活かした転職支援。ポテンシャル採用への対応。
●学歴不問サービス
技術や実績を重視した転職支援。
●混合対応サービス
学歴に応じた個別サポート。多様なキャリアパスの提案。
理系の転職では、学歴と経験に合ったサービス選びが重要になるので、転職エージェント・サイトの特徴をしっかり把握した上で登録を検討してみてください。

ポイント3、コンサルタントの専門性と経験を確認する

コンサルタントの専門性と経験を確認することも大切なポイントのひとつ。

理系の転職成功は、担当コンサルタントの技術的理解度や業界知識に大きく左右されるためです。

事前に確認しておくことで、理系ならではの転職の不安や悩みに対して、適切なサポートを受けられるかどうかを判断できます。

具体的に確認しておきたいのは以下の項目です。

  • 学歴・専攻分野
  • 業界経験年数
  • 転職支援実績
  • 技術分野の知識

確認方法は、公式サイトに掲載されている情報や、面談時の会話から判断するといいでしょう。

とくに初回面談は重要で、技術的な話が通じるか、専門用語を正しく理解しているかをチェックできます。

専門性や経験値が足りないと判断した場合は、コンサルタントの変更をお願いするか、違うサービスの利用を検討してみてください。

ポイント4、希望業界や企業との取引実績を調べる

希望業界や企業との取引実績を調べるのも忘れないようにしましょう。

とくに希望が明確な場合、事前に実績を確認しておくことで、マッチ度の高い求人紹介と業界に関する専門的なアドバイスが受けられるからです。

取引実績の有無は、求人の質や企業との関係性の深さに直結します。

また、取引企業の規模についても確認しておくといいでしょう。

理系出身者が重視する研究開発予算の規模や、技術的な挑戦の機会が変わってきます。

以下は、企業規模別の特徴です。

企業規模 特徴
大手企業 安定性や資金面の余裕があり、長期プロジェクトに参加できるチャンスがある。
ベンチャー企業 成長のスピードが速く裁量も大きいため、技術的チャレンジができる。
外資系企業 グローバルに活躍でき、高収入や最先端技術に触れる可能性がある。

学術的な研究環境での活動や論文発表、基礎研究の継続を希望する場合は、大学や公的研究機関との取引実績を確認してみてください。

取引実績はもちろん、希望する業界や企業の具体的な転職成功事例も参考にしながら選ぶといいでしょう。

理系職を辞めてから転職活動をするリスクと対処法

  • 研究環境が合わず今すぐ辞めたい
  • 理系でやってきたけれど、方向性がわからず辞めてから次を考えたい

上記のような理由で、次の職場を決めずに仕事を辞めたいと考えている人もいるでしょう。

しかし、理系職を辞めてからの転職活動はリスクが発生する可能性もあるので注意が必要です。

理系の転職市場の場合、在職中の転職活動が一般的で、離職期間があると企業側に「計画性の欠如」や「何らかの問題があったのでは」という印象を与えてしまいかねません。

具体的には、以下のようなリスクが挙げられます。

  • 収入が途絶えることによる経済的プレッシャー
  • 離職期間の説明責任が発生し、面接で不利になる可能性
  • 理系職から離れることで最新知識への感度が鈍る懸念
  • 転職活動が長期化した場合の精神的負担の増加
  • 理想的な条件にこだわりすぎて妥協が困難になるリスク

そのため、可能な限り在職中に転職活動を進め、内定獲得後に退職手続きを行うのがおすすめです。

しかし、やむを得ず離職してから転職活動を行う場合は、事前に十分な準備をしておきましょう。

理系職を辞めてから転職活動をするリスク軽減のための対処法は次の3つです。

  1. 十分な貯蓄の確保(目安は6か月分以上の生活費)
  2. 離職理由の明確化と説明準備
  3. 継続的な学習による知識力の維持

対策を取ることで、離職による収入面やスキル低下、面接での不利などのリスクを回避できるでしょう。

不安や焦りを抑えるため、早めに理系向け転職エージェントと連携して準備するのもおすすめです。

理系向け転職エージェント・サイト利用時によくある質問と回答

理系向け転職エージェント・サイト利用時によくある質問と回答をまとめました。

質問ごとに詳しく回答しているので、気になる質問があればチェックして疑問を解決しましょう。

Q.理系の転職で職務経歴書にはどこまで技術的な詳細を書くべきか?

A.採用担当者が理解できる内容にまとめ、専門用語は必要な範囲に絞り、具体的な成果や貢献度を重視した記載がおすすめです。

技術的な専門性のアピールは必要ですが、人事担当者や経営陣など非技術者も書類選考に関わることが多いです。

過度に専門的な内容にしてしまうと、理解されず評価が下がるリスクもあります。

内容の調整に不安がある場合は、転職エージェントに相談するといいでしょう。

応募先企業に合わせた作成方法を提案してもらえるので、職務経歴書の添削サポートがあるサービスを活用してみてください。

Q.年収交渉は転職エージェントに任せるべきか自分で行うべきか?

A.自分の希望条件と市場価値を明確に把握した上で、担当コンサルタントと連携して進めることをおすすめします。

理系の転職では、技術的な専門性を正確に評価し、業界相場と照らし合わせた年収交渉が必要です。

転職エージェントは企業との交渉経験と市場データを豊富に持っているので、転職希望者のスキルや経験に見合った年収相場を理解しています。

一方で、希望や譲れない条件を理解しているのは自分自身なので、希望条件を担当コンサルタントへ丁寧に伝えることが大切です。

技術や成果に自信がある人ほど、自分で交渉したいと思うかもしれませんが、年収交渉は基本的に企業の人事部と行うため、理系の専門知識よりも交渉術が重要になってきます。

転職エージェント側としっかりコミュニケーションを取りながら、年収交渉を任せてみてはいかがでしょうか。

Q.理系の転職で内定を複数もらった場合の判断基準は?

A.年収や待遇だけでなく、研究環境や成長機会、将来性や働き方を総合的に見て、キャリアを長期的に考えた時に合う企業を選ぶことが大切です。

短期的な待遇改善だけでなく、技術者としての専門性を継続的に向上させられる環境かどうかが、長期的なキャリア成功に直結します。

理系職種は需要が高いため、複数応募すると内定が重なることも珍しくはありません。

複数内定が出た場合、まずは各企業での技術的成長シナリオを具体的に描いてみてください。

さらに、転職エージェントの客観的なアドバイスも参考にしながら、長期的なキャリア目標に合致する選択をするといいでしょう。

Q.理系の転職で企業研究はどの程度まで行えばいいか?

A.自分の専門性がどう活かせるかを、具体的に説明できるレベルまで企業研究を行いましょう。

表面的な企業情報だけでは、面接で技術者としての本気度や企業への理解度を示せず、他の候補者との差別化が図れません。

基本的な企業情報に加え、「研究開発方針」「技術戦略」「競合他社との技術的差別化要因」まで深く調べることをおすすめします。

Q.理系の転職で退職交渉のタイミングと進め方は?

A.内定通知を受けてから2週間以内に直属の上司に退職意思を伝え、研究プロジェクトの引き継ぎ期間を考慮した、退職予告期間を設けるのがおすすめです。

一般的に転職の引き継ぎ期間は1か月が目安と言われていますが、理系の職場では、進行中の研究プロジェクトや開発案件があると、もう少し時間がかかると見ておいたほうがいいでしょう。

また、以下のような作業時間も必要になります。

  • 研究データや実験記録の整理
  • 特許出願中の案件の引き継ぎ
  • 共同研究先との関係調整

理系職種ならではの複雑な手続きが必要になるため、念入りかつ余裕を持ってスケジューリングを行い、退職手続きを進めてみてください。

退職交渉が難航しそうな場合は、転職エージェントに相談しながら戦略的に進めることをおすすめします。

Q.理系の転職を検討する際、先ず着手するべきことは何か?

A.これまでの自分の棚卸しを実施し、自己理解を深めることが肝要です。

自己理解を深めることで、自分のスキルや経験、強みを再認識し、これまでの自分のキャリア資産を確認すると共に、希望するキャリアを明確化することで、今後の転職の方針を決定することが出来ます。

また、自己理解を深めることで、転職先のミスマッチを防止することが出来ます。

合同会社アクセラ代表の藤澤 道徳様からの転職支援メッセージ

最後に合同会社アクセラ代表の藤澤 道徳様から転職支援メッセージをいただきましたので紹介します。

●監修者プロフィール

藤澤 道徳(ふじさわ・みちのり)

藤澤 道徳(ふじさわ・みちのり)/合同会社アクセラ 代表
合同会社アクセラ | 福島の復興と持続可能な社会の実現
キャリコンバンク®専門家
資格:国家資格キャリアコンサルタント、キャリアコンサルティング2級技能士
略歴:大手建設会社に30年勤務。都内大規模再開発・復興支援事業を担当。独立後、企業・自治体等に対し、脱炭素経営・人材定着・キャリア形成支援を提供。福島の復興と持続可能な社会づくりに注力。

理系出身者のキャリアは、その専門性に加えて、「論理的思考力」「問題解決力」といった普遍的な強みが活かせる領域が広い点に特徴があります。

その一方で、自分の能力をどのように発揮できるかを可視化することが難しく、不安を感じる方も多いでしょう。先ずは、ご自身の現在地を確認するための、自己理解・自己分析に取り組まれることをおすすめいたします。

私が年間約500人に対して行う自己分析支援を通して、ご自身が思い描く「なりたい姿」を実現させるべく、多くの方々が自己探索に取り組まれ、成果を収めていらっしゃいます。

自己理解を深め、更に理系転職エージェントを活用することで、研究・技術・開発の枠を超えたキャリアの可能性を客観的に整理され、信頼できる情報源とサポートのもと、自分らしく輝かしい働き方をデザインしていきましょう。