
物流業界で働く人達の中には、次のような理由で転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
- 長時間労働が常態化していて家族との時間が取れない
- 配送時間の指定が厳しすぎて精神的負担が大きい
- 顧客からの無理な要求が多い
- 重量物の取り扱いで腰痛が慢性化している
物流業界での転職を検討するなら、物流業界向け転職エージェント・サイトの利用がおすすめです。
求人数も多く、希望に合った仕事を見つけられる可能性が高いからです。
加えて、業界に精通したコンサルタントが、あなたの転職活動をサポートしてくれるのも魅力。
当記事では編集部が最新の調査を行った結果をもとに、物流業界向け転職エージェント・サイト6社を徹底比較。
職種別におすすめの転職エージェント・サイトや選定方法など、サービス利用時の参考になる内容満載です。
物流業界向け転職エージェント・サイト6社を比較!特徴とおすすめポイントも
一口に転職エージェント・サイトといっても、さまざまなサービスがあります。
当記事では、物流業界へ転職する際におすすめの転職エージェント・サイトを厳選して6社紹介していきます。
「なぜおすすめなのか」「どのような特徴があるのか」などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
ランスタッドは物流業界でグローバル企業への転職を目指している人におすすめ
- 世界39の国と地域に事業を展開している(※)
- グローバルサプライチェーンを持つ企業との取引実績あり(※)
- 英語・中国語に対応したバイリンガルコンサルタントが多数在籍している(※)
ランスタッドは1960年設立で60年の支援実績を持つ世界最大級の転職エージェント。
物流業界でグローバル企業への転職を目指している人は、ランスタッドがおすすめです。
物流業界のグローバル企業や外資系物流会社への転職機会を豊富に提供できるからです。(※)
具体的には、世界39の国と地域に展開する4,692事業所のネットワークを活用できます。
また、物流部門やSCM部門でのハイクラスポジションへの転職が期待できます。
「Johnson & Johnson」「Unilever」など、グローバルサプライチェーンを持つ企業との取引実績があるためです。
マニュファクチャリング業界の高年収求人や、管理部門スペシャリストの求人も専門的に取り扱っている点も魅力といえるでしょう。
また、英語・中国語に対応したバイリンガルコンサルタントが多数在籍しているのもポイント。
国際物流や貿易関連のポジションでも専門的なサポートを受けられますよ。
年収1000万円以上の求人も常時2,500件以上保有しており、取り扱い実績企業10,000社以上の中には物流・製造業界の大手企業も多数含まれています。(※)
物流業界でグローバル企業への転職を目指している人は、まずランスタッドへの登録を検討してみてください。
運営会社 | ランスタッド株式会社 |
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公式サイト | https://www.randstad.co.jp/ |
対応エリア | 全国、海外 |
対応雇用形態 | 正社員、契約社員、派遣 |
対応職種 | ドライバー、倉庫・軽作業、仕分け・ピッキング・梱包、検品、清掃、倉庫管理、入出荷、フォークリフト、その他(倉庫・軽作業) |
※「ランスタッド」公式サイトより(2025年7月1日時点)
JACリクルートメントは物流業界でキャリアアップを目指している人におすすめ
- 管理職ポジションの非公開求人を豊富に扱っている
- オリコン顧客満足度調査でハイクラス転職7年連続第1位を獲得している(※)
- 外資系物流企業や海外進出企業への転職支援も強力にサポートしている
物流業界では近年のDX化やサプライチェーン最適化により、管理職ポジションの求人が増加。
物物流業界でキャリアアップを目指している人は、JACリクルートメントがおすすめ。
統括部長や事業部長クラスの管理職ポジションの非公開求人を豊富に扱っているからです。
実際、オリコン顧客満足度調査でハイクラス転職7年連続第1位を獲得し、94.7%の利用者が知人・友人に推薦したいと回答するほど高い満足度を実現していますよ。(※)
また非公開求人を豊富に保有し、約35,000社との取引実績から他では見つからない独占求人も紹介可能です。(※)
加えて、約1,400名の業界プロフェッショナルがあなたの転職をサポートしてくれます。(※)
物流・商社・流通業界に特化した専門コンサルタントも在籍している点から、サポート重視の人にもおすすめです。
さらに、外資系物流企業や海外進出企業への転職支援も強力にサポート。(※)
英文レジュメ作成から英語面接対策をはじめ、世界12カ国27拠点のネットワークを活用できるからです。
国際的なキャリア形成も視野に入れた転職戦略も提案してくれるので、興味のある人はぜひ公式サイトを確認してみてください。
運営会社 | 株式会社 ジェイ エイ シー リクルートメント |
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公式サイト | https://www.jac-recruitment.jp/ |
対応エリア | 全国 |
対応雇用形態 | 正社員 |
対応職種 | 購買・物流・生産管理 |
※「JACリクルートメント」公式サイトより(2025年7月1日時点)
LogiSpace(ロジスペース)は国際物流業界で専門性を活かした転職がしたい人におすすめ
- 国際物流・貿易に完全特化した転職エージェントである
- 11職種に対応した専門的なサポートを提供(※)
- ロジスペースならではの非公開求人や独占求人への応募が可能
国際物流業界で専門性を活かした転職がしたい人は、LogiSpace(ロジスペース)がおすすめです。
国際物流・貿易に完全特化した転職エージェントだからです。
ロジスペースは、シンガポールに本社を持つ外資系転職エージェントとして、アジア7カ国に12拠点を展開するEPSグループの一員。
マルチリンガル人材向けの外資系企業求人や東南アジア企業への転職サポートも可能です。
加えて、「通関士職」「輸出入オペレーター職」「貿易事務職」など、11職種に対応した専門的なサポートを提供。
ロジスペースならではの非公開求人や独占求人への応募も可能で、一般の求人サイトには掲載されない「先行求人」まで取り扱っています。
また、専門用語集などの充実したコンテンツも無料で利用できますよ。
たとえば、国際物流業界経験豊富なスタッフによる英語面接対策や国際物流ガイド、転職Q&Aなどが用意されています。
国際物流業界でキャリアアップや専門性を活かした転職がしたい人は、まずロジスペースを登録する候補の一つに入れてください。
運営会社 | EPSコンサルタンツ合同会社 |
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公式サイト | https://logi-space.com/ |
対応エリア | 京都、千葉、大阪、愛知、東京、神奈川 |
対応雇用形態 | 正社員、契約社員 |
対応職種 | IT関連職、SCM職、カスタマーサービス職、マネージャー(物流センター)、事務職、人事労務職、倉庫管理職、営業職、管理職、総合職、調達・購買、輸出入オペレーター職、通関士職 |
※「ロジスペース(LogiSpace)」公式サイトより(2025年7月1日時点)
トレードディスパッチは物流業界でスキルアップを目指したい人におすすめ
- 独自の教育・訓練プログラムを通じて実践的な知識を習得できる
- 貿易・国際物流業界歴10年以上の経験を持つキャリアコンサルタントが在籍(※)
- 外資系・グローバル企業のエグゼクティブ求人情報も提案してもらえる
トレードディスパッチは貿易・国際物流業界に特化した転職エージェント。
物流業界でスキルアップを目指したい人は、トレードディスパッチがおすすめです。
独自の教育・訓練プログラム「Trade Camp」を通じて、入社前に不足している業務知識や現場での実践的な知識を習得できるからです。(※)
また、一流の経歴を持つキャリアコンサルタントが、あなたの転職活動をサポートしてくれます。(※)
実際、業界歴10年以上の経験を持つフォワーダー出身者や、海外での現役フォワーダー経営者といった経歴を持ったキャリアコンサルタントが多数在籍
キャリアコンサルタントがスキルの棚卸から今後のキャリア戦略まで、総合的に転職支援サポート。(※)
他にも「貿易事務・実務のオンライン研修」「グループ研修」「新人研修」など多数の研修を受けられることで、さらなるスキルアップを目指せます。
入社後も最新の国際物流・貿易に関する資料提供や問題発生時の対応方法まで継続的にフォローしてくれます。
物流業界でスキルアップを目指したい人は、まずトレードディスパッチのキャリアコンサルタントに相談してみてはいかがですか。
運営会社 | 株式会社トレードディスパッチ |
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公式サイト | https://trapatch.com/ |
対応エリア | 全国 |
対応雇用形態 | 非公開 |
対応職種 | 非公開 |
※「トレードディスパッチ」公式サイトより(2025年7月1日時点)
CLO Careerは物流業界で将来性のある管理職・経営層を目指したい人におすすめ
- 物流統括責任者にフォーカスした業界唯一の専門人材サービスである(※)
- 幅広い領域での専門人材を募集している
- CLO Mediaを通じて転職活動に必要な業界知識も同時に習得できる
物流業界で将来性のある管理職・経営層を目指したい人は、CLO Careerがおすすめです。
CLO Careerは、物流統括責任者(CLO:Chief Logistics Officer)にフォーカスした、業界唯一の専門人材サービスだからです。(※)
物流業界には、次のようなさまざまな課題が山積み。
- 2024年問題
- カーボンニュートラルの実現
- AI・DX・SCM導入
CLO Careerは単なる物流担当者ではなく、企業価値向上に向けた戦略的な役割を担うCLOポジションへの転職をサポートしています。
幅広い領域での専門人材を募集しており、将来の展望を含めてCLOを目指す人材も広範囲にわたって支援。
たとえば、「サプライチェーンマネジメント(SCM)」「需要予測」「生産計画」などが挙げられます。
また、CLO Mediaを通じて業界動向や最新のトレンド情報も提供されるため、転職活動に必要な業界知識も同時に習得できます。
物流業界で将来性のある管理職・経営層を目指したい人は、まずCLO Careerに登録して専門的なキャリアサポートを受けましょう。
運営会社 | 株式会社KI Strategy |
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公式サイト | https://clo-career.com/ |
対応エリア | 全国 |
対応雇用形態 | 非公開 |
対応職種 | 非公開 |
※「CLO Career」公式サイトより(2025年7月1日時点)
物流人は物流業界に精通したプロにサポートしてほしい人におすすめ
- 物流業界に精通したプロフェッショナルによる専任制サポート
- 求人票だけでは見えない情報も入念にリサーチしている
- あらゆる物流職種に対応している
物流業界に精通したプロにサポートしてほしい人は、物流人がおすすめです。
専門資格を活かした質の高いサポートを提供しているからです。
物流人は物流業界に特化した転職エージェントサービス。
運営会社のアディコムは、下記のような物流業界の専門資格を多数保有しています。
- ロジスティクス経営士
- 物流技術管理士
- 物流現場改善士
正社員から管理職まで幅広い層をサポートし、3PL企業から大手メーカー・小売・通販企業まで様々な物流求人を扱っています。
担当企業とのコミュニケーションを密に取り、求人票だけでは見えない企業の社内雰囲気や働く人の様子まで入念にリサーチ。
企業が求める人材と転職希望者それぞれの希望がマッチしやすいようにコーディネートしてくれますよ。
そのうえ、応募書類の添削やブラッシュアップを個別対応し、書類選考の通過率向上をサポート。
「第一印象つまり1回目の面接で7割決まってしまう」という重要性を踏まえた模擬面接も実施し、過去に出た質問などを参考とした面接対策も行っています。
また、「倉庫作業」「フォークリフトオペレーター」「物流経営戦略」など、あらゆる物流職種に対応。
物流業界での転職を考えるうえで書類選考や面接対策を重視する人は、まず物流人に登録してみてはいかがでしょうか。
運営会社 | 株式会社アディコム |
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公式サイト | https://butsuryujin.com/ |
対応エリア | 全国 |
対応雇用形態 | 上級職社員、正社員、契約社員、アルバイト、短時間アルバイト、パート、紹介予定派遣、業務委託 |
対応職種 | 営業・販売、輸送・運行、国内物流センター、経営管理・企画、システム・IT、国際物流(計画・手配)、貿易、総務・人事・経理・事務・その他 |
※「物流人」公式サイトより(2025年7月1日時点)
職種別におすすめの物流業界向け転職エージェント・サイト
物流業界には、さまざまな職種があり、それぞれ業務内容が違います。
転職を成功させるためには、自分が希望する職種を得意とするサービスを利用するのがおすすめ。
この章では、物流業界の職種別におすすめの転職エージェント・サイトを紹介していきます。
倉庫管理職におすすめの転職エージェント・サイト
倉庫管理職への転職には、「物流人」「ロジスペース」「JACリクルートメント」の3社がおすすめです。
3社の特徴を表にまとめてみました。
サービス名 | おすすめ理由 |
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物流人 | 物流業界専門で倉庫管理職求人が豊富。ロジスティクス経営士等の専門資格保有コンサルタントによる的確なアドバイス。正社員~管理職まで幅広い層をサポート。 |
ロジスペース(LogiSpace) | 倉庫管理職を含む11職種に対応。国際物流対応倉庫での管理職求人も豊富。EPSグループ全体で10,000人超の実績と信頼性(※)。 |
JACリクルートメント | 約35,000社との取引で大手から中小まで多様な倉庫管理職求人(※)。75%が非公開求人で競争率が低い(※)。業界特化コンサルタントによる質の高いサポート(※)。 |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
倉庫管理職は、次のような多岐にわたる専門知識が必要です。
- 在庫管理
- 人員配置
- 安全管理
- システム運用
そのため、物流業界の深い理解と豊富な求人ネットワークを持つ転職エージェントでなければ、適切な求人マッチングができないからです。
倉庫管理職では、下記のような業界特有の課題に対応できるスキルが求められています。
- 2024年問題による労働時間規制への対応(※1)
- WMS(倉庫管理システム)やマテハン機器の導入・運用
- 年間CO2排出量1億8,500万トン削減に向けた環境配慮型倉庫運営
また、物流業界において倉庫管理職は、現場スタッフから管理職まで幅広い人材をマネジメントする重要なポジション。
企業規模や「3PL」「メーカー倉庫」「EC物流」など、業態によって求められる経験やスキルが大きく異なります。
加えて、倉庫のデジタル化は急速に進んでおり、従来の現場経験だけでなく、システム知識やデータ分析スキルを併せ持つ人材への需要が高まっています。
倉庫管理職での転職を目指す人は、おすすめした3社の専門性を活用してスムーズな転職活動を行いましょう。
(※1)参考:全日本トラック協会「知っていますか?物流の2024年問題」
配送・ドライバー職におすすめの転職エージェント・サイト
配送・ドライバー職への転職には「物流人」「JACリクルートメント」の2社がおすすめです。
2社の特徴をまとめたので参考にしてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
---|---|
物流人 | トラック・配送ドライバー求人を豊富に取り扱い。2024年問題対応企業の詳細情報を保有。現場から管理職までのキャリアパス提案が可能。物流業界専門資格保有コンサルタントによる的確なアドバイス。 |
JACリクルートメント | 大手物流企業や優良運送会社の求人が豊富。労働環境改善に積極的な企業の非公開求人多数。業界に精通したコンサルタントによる2024年問題を踏まえた転職戦略提案。 |
(※1)参考:全日本トラック協会「知っていますか?物流の2024年問題」
(※2)参考:株式会社 日通総合研究所「物流業界における女性活躍推進」
配送・ドライバー職は、2024年問題による労働時間規制の影響を最も受ける職種。
年間960時間の時間外労働上限規制が適用され、2030年には9億4,000万トンの輸送能力不足が予想されています。(※1)
そのため、ドライバーの労働環境改善と効率化を両立できる企業への転職が急務となっています。
また、配送・ドライバー職では「運行管理者への昇進」「物流センター管理職」など、現場経験を活かしたキャリアアップの道筋があり、将来性を見据えた転職戦略が重要です。
加えて、男性が約8割を占める物流業界において、女性ドライバーの活躍機会も拡大しており、ダイバーシティ推進企業での新たなキャリア可能性も生まれています。(※2)
配送・ドライバー職での転職を目指す人は、おすすめ2社の業界知識と企業ネットワークを活用して、働き方改革に対応した優良企業への転職を実現しましょう。
貿易事務職におすすめの転職エージェント・サイト
貿易事務職への転職には、「ロジスペース」「トレードディスパッチ」「JACリクルートメント」の3社がおすすめです。
3社のおすすめ理由をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
サービス名 | おすすめ理由 |
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ロジスペース(LogiSpace) | 貿易事務職を含む11職種に完全対応。国際物流・貿易に特化した専門サービス。マルチリンガル人材向け外資系企業求人も豊富、英語面接対策サポートも充実。 |
トレードディスパッチ | 貿易・国際物流業界歴10年以上の専門コンサルタント(※)。独自の教育プログラム「Trade Camp」で貿易実務スキルを入社前に習得可能。フォワーダー出身者による実務に基づいたアドバイス。 |
JACリクルートメント | 約35,000社との取引で商社・メーカー・フォワーダーの貿易事務求人が豊富(※)。外資系企業・グローバル企業への転職支援実績多数。英文レジュメ作成や英語面接対策の支援に強み。 |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
貿易事務職には、次のような知識が必要となります。
- インコタームズ
- L/C(信用状)
- 通関手続き
- 関税計算
加えて、貿易事務職は多岐にわたる業務があり、「フォワーダー」「商社」「メーカー」など企業形態によって求められる経験や専門性が大きく異なります。
- 輸出入書類の作成
- 船積み手配
- 貨物追跡
- 決算処理
また、グローバル化が進む中で英語力やマルチリンガルスキルの重要性が高まっており、外資系企業や海外進出企業での貿易事務職への需要も拡大しています。
さらに、貿易実務のデジタル化により、従来の紙ベース業務からシステム化された業務への移行が進んでおり、IT知識を併せ持つ貿易事務スタッフへの需要が物流市場で急速に高まっています。
貿易事務職での転職を目指す人は、上記3社の国際物流専門知識と豊富な求人ネットワークを活用して、スキルアップとキャリアアップが両立した転職を実現しましょう。
物流システムエンジニアにおすすめの転職エージェント・サイト
物流システムエンジニアへの転職には、「JACリクルートメント」「CLO Career」「物流人」の3社がおすすめ。
おすすめ3社の特徴を表にしてみました。
サービス名 | おすすめ理由 |
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JACリクルートメント | IT・通信分野の専門コンサルタントが在籍。大手企業の物流システム開発求人が豊富。プロジェクトマネージャーやセールスエンジニアなどの上位職種への転職も支援。 |
CLO Career | DX・デジタル化に特化した物流企業の求人。物流統括責任者レベルでのシステム戦略立案ポジション。2024年問題・カーボンニュートラル対応システム開発案件。 |
物流人 | WMS・DAS等物流システム販売の事業経験。物流現場とシステムの両方を理解したコンサルタント。物流構内業務請負業での実務に基づいたシステムニーズの把握 |
物流システムエンジニアは、次のような専門知識が必要です。
- WMS(倉庫管理システム)
- TMS(輸配送管理システム)
- SCMシステム
物流システムエンジニアは、AI・IoT・ビッグデータを活用した次世代物流システムの開発や、2024年問題に対応した効率化システムの構築など、物流業界の変革をリードしています。
そのうえ、カーボンニュートラル対応としてグリーン物流システムの開発や、業界全体の働き方改革を支援するシステム構築など、社会課題解決に貢献するエンジニアとしての価値も重要視されています。
物流システムエンジニアの転職を目指す人は、IT業界と物流業界の両方に精通したコンサルタントを活用して希望に合った転職を実現しましょう。
輸出入オペレーターにおすすめの転職エージェント・サイト
輸出入オペレーターへの転職には「ロジスペース」「トレードディスパッチ」「物流人」の3社がおすすめです。
3社のおすすめ理由は以下の通りです。
サービス名 | おすすめ理由 |
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ロジスペース(LogiSpace) | 輸出入オペレーター職を含む11職種に完全対応。国際物流・貿易に特化した専門知識。フォワーダーや商社のオペレーター求人が豊富。実務経験に基づいた的確なアドバイス |
トレードディスパッチ | フォワーダー出身者や海外経営者の実務経験。(※)「Trade Camp」で輸出入実務の最新知識を習得可能。貿易・国際物流業界歴10年以上の専門コンサルタントによるサポート(※) |
物流人 | 輸出入オペレーターの転職情報を専門提供。物流業界の実務経験を持つコンサルタント。(※)貿易関係求人の豊富な取り扱いと現場目線でのキャリアアドバイス |
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
輸出入オペレーターの主な業務は次の通り。
- 船舶・航空・陸上輸送の手配
- 貨物追跡
- 書類作成
- スケジュール調整
- インコタームズに基づく責任範囲の管理
- 各国の輸入規制への対応
また、貿易量の増加とeコマースの拡大により、迅速で正確な輸出入オペレーションへの需要は高まっており、国際物流分野の成長を支える重要なポジションとして注目されています。
加えて、貿易実務のデジタル化が進む中で、従来の電話・FAX中心の業務からシステム化された効率的なオペレーションへの移行が求められています。
そのため、IT知識を併せ持つ輸出入オペレーターへの評価が高まっていますよ。
輸出入オペレーターの転職を目指す人は、国際物流専門知識と貿易実務経験を活用して、実務スキルが正しく評価される転職を実現しましょう。
物流業界向け転職エージェント・サイトの長所
物流業界への転職を目指している人におすすめの転職エージェント・サイトを紹介してきましたが、物流業界向けサービスには次のような長所があります。
それぞれの長所を詳しく解説していきますね。
物流業界特化の豊富な求人数を確保できる
物流業界に特化した転職エージェント・サイトを利用することで、豊富な求人数から自分に合った転職先を見つけられます。
一般的な転職サイトでは物流専門の求人が分散して掲載されており、求職者が効率的に情報収集することが困難だからです。
物流業界特化の転職エージェントでは、以下のような豊富な求人を一箇所で確認できます。
サービス名 | 求人の特徴 |
---|---|
JACリクルートメント | ハイクラス転職に特化。約35,000社との取引。75%が非公開求人(※) |
ロジスペース(LogiSpace) | 国際物流・貿易に特化。11職種対応。アジア7カ国でのグローバル求人(※) |
トレードディスパッチ | 貿易・国際物流に特化。外資系・グローバル企業のエグゼクティブ求人。 |
CLO Career | CLO(物流統括管理者)特化の求人 |
物流人 | 物流全般の求人を扱う。正社員~管理職まで幅広い層の求人 |
特化型サービスでは、一般的な転職エージェントでは見つけることが困難な以下のような専門求人も豊富に取り扱っています。
- 通関士職、輸出入オペレーター職、貿易事務職
- SCM(サプライチェーンマネジメント)、需要予測、生産計画
- 倉庫管理職、フォークリフトオペレーター
- 物流企画職、ディマンドプランナー、調達・購買職
- 3PL企業から大手メーカー・小売・通販企業まで
また、物流業界ではカーボンニュートラルやAI・DXといった業界特有の課題に対応できる人材の需要が急増。
そのため、特化型サービスでは最新のトレンドに合わせた求人情報も集約されています。
物流業界で転職活動をスムーズに進めたい人は、まず物流業界特化の転職エージェント・サイトを複数登録して、豊富な求人選択肢を確保してください。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
物流業界に精通した専門コンサルタントのサポートを受けられる
物流業界は複雑なサプライチェーンや専門用語、業界特有の商慣習があります。
物流業界特化の転職エージェント・サイトを利用することで、業界に精通した専門コンサルタントから質の高いサポートを受けられます。
物流業界特化の転職エージェントでは、以下のような専門性の高いコンサルタントがサポートを提供しているからですね。
- ●トレードディスパッチ
- 貿易・国際物流業界歴10年以上の経験を持つ、フォワーダー出身者や海外での現役フォワーダー経営者(※)
- ●物流人
- ロジスティクス経営士、物流技術管理士、物流現場改善士の専門資格保有者(※)
- ●JACリクルートメント
- 約1,400名の業界特化コンサルタント(※)
- ●ロジスペース(LogiSpace)
- 国際物流業界経験豊富なスタッフによる専門アドバイス(※)
さらに、専門コンサルタントは物流業界ならではの以下のような課題についても的確なアドバイスを提供できます。
業界課題 | 専門コンサルタントの対応 |
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2024年問題への対応 | 働き方改革に対応した求人の紹介とキャリア戦略 |
DX・デジタル化推進 | IT系スキルを活かせる物流ポジションの提案 |
カーボンニュートラル対応 | 環境配慮型物流企業の求人情報とESG経営への転職サポート |
グローバル化対応 | 英語力を活かした外資系企業や海外進出企業への転職支援 |
業界経験豊富な専門コンサルタントが在籍する物流特化の転職エージェントを積極的に活用してください。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
非正規から正社員への転換サポートを受けられる
物流業界特化の転職エージェント・サイトを利用することで、非正規雇用から正社員への転換をサポートしてもらえます。
物流業界は人手不足が深刻のため、経験豊富な非正規労働者を正社員として確保したい企業が増加しているからです。
物流業界特化の転職エージェントでは、以下のような正社員転換サポートを提供しています。
- ●物流人
- 正社員希望の方からリーダー以上~管理職まで幅広い層をサポート。非正規から正社員への転換実績多数(※)
- ●ロジスペース(LogiSpace)
- 国際物流分野での正社員ポジション紹介。マルチリンガル人材向けの正社員求人
- ●トレードディスパッチ
- “仕上がった人材”として即戦力で正社員採用につなげるシステム
- ●JACリクルートメント
- ハイクラス正社員ポジションへの転換サポート
加えて、物流業界では以下のような非正規から正社員への転換パターンが一般的です。
現在の雇用形態 | 転換可能な正社員ポジション |
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倉庫作業派遣スタッフ | 倉庫管理職、在庫管理担当、品質管理責任者 |
配送ドライバー(契約社員) | 配送計画担当、ルート営業、運行管理者 |
フォークリフトオペレーター | マテハン担当、現場リーダー、安全管理責任者 |
貿易事務(派遣) | 輸出入オペレーター、通関士、国際物流営業 |
物流センター契約社員 | SCM担当、物流企画職、ディマンドプランナー |
また、物流業界の正社員転換では以下のような業界特有のメリットがあります。
経験重視の採用 | 学歴よりも実務経験や現場スキルを重視する企業が多い |
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資格取得支援 | 通関士、危険物取扱者等の専門資格取得を会社がサポート |
内部昇進機会 | 現場から管理職への昇進ルートが明確 |
安定した雇用 | 年間29.0兆円の巨大市場で安定した正社員雇用 |
全国展開企業 | 転勤の可能性はあるが、幅広い地域での正社員機会 |
特に2024年問題やDX推進により、物流業界では働き方改革が進んでいます。
正社員を核とした安定的な人材確保へとシフトしている企業が増加していますよ。
(※参考:物流ニュース Lnews「雇用動向/2024年問題で正規・非正規採用共、運輸・倉庫が最多」)
専門の転職エージェントは、非正規雇用で培った実務経験をどのように正社員採用でアピールできるかを具体的に指導してくれます。
たとえば、面接での効果的な伝え方や職務経歴書の書き方についてのアドバイスが挙げられます。
物流業界で非正規雇用から正社員への転換を実現したい人は、業界の雇用動向に精通した物流特化の転職エージェントに相談してみてください。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
物流業界向け転職エージェント・サイトの短所
前の章では長所を解説してきましたが、物流業界向け転職エージェント・サイトには、次のような短所もあります。
順番に詳しく解説していきますね。
担当コンサルタントとの相性が合わないと転職活動に支障が出る
担当コンサルタントとの相性が合わない場合、転職活動に支障の出る可能性があります。
物流業界は専門性が高く複雑な業界構造を持つため、担当者との信頼関係や価値観の共有が大切になってきます。
たとえば、以下のような相性の不一致が物流業界の転職活動に悪影響を与える可能性があるので気を付けてください。
相性の不一致パターン | 転職活動への悪影響 |
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現場重視vs管理職志向 | 倉庫作業経験者に管理職求人ばかり紹介、実務志向の人に企画職を推奨 |
安定志向vs挑戦志向 | 大手企業希望者にベンチャー3PL企業を紹介、成長志向の人に老舗企業を推奨 |
国内物流vs国際物流 | 国内配送経験者に貿易事務を紹介、語学力のない人に外資系企業を推奨 |
DX推進派vs従来手法派 | IT志向の人にアナログ企業を紹介、システム苦手な人にDX企業を推奨 |
理論中心のコンサルタントと現場経験豊富な転職希望者との間で、求人の価値判断や転職戦略について意見が合わないケースも多いです。
物流業界では実務経験を重視されやすい点からも言えます。
相性が合わないコンサルタントでは、転職活動期間が長期化したり、入社後のミスマッチが発生するリスクも高まります。
あなたの希望とは異なる求人紹介、的外れなアドバイスになりやすいからです。
担当コンサルタントとの相性に違和感がある場合は、遠慮せずにコンサルタントの変更を依頼するか、他のサービスに登録して比較検討するといいでしょう。
小規模企業の求人が不足していて選択肢を十分に確保できない
物流業界特化の転職エージェント・サイトでは、小規模企業の求人が不足していて転職先の選択肢を十分に確保できません。
転職エージェントは人材紹介手数料で収益を得るビジネスモデルだからです。
そのため、手数料を支払える大手企業や中堅企業の求人を優先的に取り扱い、小規模企業の求人は後回しになりがち。
加えて、物流業界の小規模企業には以下のような特徴があり、転職エージェントが敬遠しがちな要因となっています。
- 人材紹介手数料の予算が限られている(年収の20~35%の手数料負担が困難)
- 採用頻度が低く、継続的な取引関係を築きにくい
- 求人票作成や面接調整などの採用業務に人手を割けない
- 即戦力採用よりもハローワークや知人紹介での採用を重視
- 地域密着型のため全国展開する転職エージェントとの接点が少ない
また、転職エージェントで紹介される求人は以下のような大手企業に偏る傾向があります。
大手物流会社 | ヤマト運輸、佐川急便、日本郵便などの業界大手 |
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3PL大手企業 | 日立物流、SBSホールディングス、センコーなど |
メーカー物流部門 | トヨタ、パナソニック、キヤノンなどの大手製造業 |
外資系物流企業 | DHL、FedEx、UPSなどの国際物流大手 |
商社物流部門 | 三菱商事、伊藤忠商事などの総合商社 |
一方、小規模企業には以下のような魅力的な特徴があるにも関わらず、転職エージェント経由では出会いにくいのが現状です。
- 社長との距離が近く、経営方針に直接関われる
- 幅広い業務を経験でき、マルチスキルが身につく
- 意思決定が早く、スピード感のある働き方ができる
- 地域密着で安定した取引先との関係性がある
- アットホームな職場環境で人間関係が良好
特に物流業界では、地域の配送業者や専門運送会社、倉庫業者など、小規模でも独自の強みを持つ企業が多数存在。
転職エージェントの求人だけでは物流業界の多様性を十分に把握できません。
小規模企業への転職も検討したい人は、転職エージェントと併用してハローワークや地域の求人情報誌、企業の直接採用サイトなども積極的に活用するといいでしょう。
受け身の転職活動になりがちで主体的なキャリア形成ができない
物流業界特化の転職エージェント・サイトでは、受け身の転職活動になりがちで主体的なキャリア形成ができません。
コンサルタントの提案を受け入れるだけの受動的な転職活動に陥りやすいからです。
転職エージェントを利用すると、サポートに依存してしまい、自分自身で情報収集や企業研究を行う機会が減ってしまいます。
具体例として、物流業界特化の転職エージェントでは、以下のような受け身の転職活動パターンが発生しやすくなります。
転職活動の段階 | 受け身になりがちな行動 主体性が失われる影響 |
---|---|
情報収集 | コンサルタントからの情報提供のみに依存 業界動向や企業情報を自分で調べる力が低下 |
求人選定 | 紹介された求人の中からのみ選択 自分の希望や条件を深く考える機会が減少 |
企業研究 | コンサルタントの企業説明に頼り切り 企業の本質的な魅力や課題を見抜く力が不足 |
面接準備 | 提供された想定質問と模範解答の暗記 自分の言葉で魅力を伝える力が育たない |
意思決定 | コンサルタントの推奨に従って判断 自分の価値観に基づいた決断力が低下 |
また、物流業界では以下のような受け身の転職活動による長期的な悪影響が懸念されます。
- 自分のキャリア目標が曖昧なまま転職を繰り返してしまう
- 2024年問題やDX化などの業界変化に対する自分なりの見解を持てない
- 転職後に期待と現実のギャップを感じても、自分で解決策を見つけられない
- 次回の転職時に再び転職エージェントに依存してしまう悪循環
- 物流業界の多様性を自分で探索する力が不足
特に物流業界は急速な変化の中にあり、以下のような能力が今後ますます重要になるにも関わらず、受け身の転職活動ではこれらのスキルが身につきません。
- 業界トレンドを自分で分析し、キャリア戦略に活かす力
- 企業の将来性や成長可能性を独自に判断する力
- 自分の経験やスキルを物流業界の課題解決にどう活かせるかを考える力
- ネットワークを構築し、情報収集ルートを多様化する力
- 失敗や挫折から学び、次のアクションを自分で決断する力
受け身の転職活動では、コンサルタントの主観や所属会社の利益に影響されやすく、本当に自分に合った転職先を見つけられない可能性もあります。
自分なりの見解を持たずにコンサルタントの意見をそのまま受け入れてしまうと、キャリア形成における重要な判断を誤るリスクがあります。
転職エージェントのサポートを活用しつつも、自分でも積極的に業界研究や企業分析を行い、主体的な転職活動を心がけてください。
希望に合った転職を成功させるための物流業界向け転職エージェント・サイトの選定方法
自分の希望に合った転職を成功させるためには、どの転職エージェント・サイトを利用するかはとても重要です。
とはいえ、さまざまなサービスがあるため、選び方がわからない人もいるのではないでしょうか。
失敗しない転職エージェント・サイトの選定方法を解説していくので、ぜひサービス選びの参考にしてください。
物流業界への特化度で転職エージェントを選定する
物流業界への転職を成功させるためには、物流業界への特化度を基準に転職エージェントを選定しましょう。
業界に特化していないサービスでは適切なサポートや求人紹介が期待できないからです。
物流業界特化の転職エージェントでは、以下のような特化度の違いが見られます。
特化レベル | 特化度の特徴 |
---|---|
完全特化型 | 物流・貿易のみに特化、業界専門コンサルタント在籍 |
業界重点型 | 複数業界対応だが物流分野に強いコンサルタント配置 |
総合型 | 全業界対応、物流業界は数ある分野の一つとして扱い |
物流業界への特化度が高い転職エージェントでは、以下のような業界特有の情報やサポートを提供できます。
- 物流業界の市場構造理解
- 業界デジタル・DX率の現状と改善ニーズの把握
- 2030年の輸送能力不足への対応策情報
- 男性が多い業界の中での女性活躍推進企業の紹介
- CO2排出量削減に取り組む企業情報
一方、総合型転職エージェントでは物流業界の専門性が不足しており、以下のような問題が発生する可能性もあります。
- 業界特有の専門用語や商慣習の理解不足
- SCM、3PL、フォワーダーなどの職種の違いが分からない
- 2024年問題の影響や対応策についての知識不足
- 物流業界のキャリアパスや昇進ルートの把握不足
- 業界特有の資格(通関士、危険物取扱者等)の価値理解不足
特に物流業界では、「国内物流と国際物流」「倉庫業と運送業」「メーカー物流と3PL」など、細分化された専門分野があります。
そのため、業界特化度の高いサービスでなければ適切な求人マッチングは困難です。
まず物流業界への特化度が高い完全特化型の転職エージェントに複数登録し、補完的に業界重点型のサービスも活用してください。
企業規模のバランスで転職エージェントを選定する
物流業界での転職を成功させるためには、大手企業から中小企業まで企業規模のバランスが取れた転職エージェントを選定しましょう。
転職エージェントによって得意とする企業規模に偏りがあるため、バランスの悪いサービスでは転職選択肢が大幅に制限されるからです。
物流業界では以下のような企業規模別のキャリア機会があり、偏った選択では可能性を狭めてしまいます。
- 【大手企業】:管理職候補、グローバル駐在、システム導入プロジェクト参加
- 【中堅企業】:事業拡大の中核メンバー、新拠点立ち上げ、顧客開拓責任者
- 【中小企業】:経営陣との直接連携、多岐にわたる業務経験、地域密着営業
- 【スタートアップ】:物流DX革命の最前線、株式上場への参画、新サービス開発
特に物流業界では、企業規模に関係なく革新的な取り組みが求められており、大手企業だけでなく中小企業にも注目すべき機会が存在しています。
例えば、中小企業が先進的なシステムを導入してリードしているケースや、地域密着の中小企業が大手にはできないきめ細かなサービスで成長しているケースも多数あります。
大手から中小まで幅広い企業規模の求人を保有し、それぞれの魅力がわかっている転職エージェントを選択してください。
業界内での評判で転職エージェントを選定する
物流業界での転職を成功させるためには、物流業界内での評判や信頼度の高さを基準に転職エージェントを選定しましょう。
物流業界は巨大市場でありながら業界内のネットワークが密接。
評判の悪い転職エージェントを利用すると、物流業界内での信頼関係に悪影響を与え、長期的なキャリア形成に支障をきたす可能性があります。
具体例として、物流業界内での評判が高い転職エージェントでは、以下のような信頼性の指標があります。
転職エージェント | 業界内での評判・実績 |
---|---|
JACリクルートメント | オリコン顧客満足度調査ハイクラス転職7年連続第1位、94.7%の利用者が推薦意向(※) |
物流人 | 物流業界専門での長期実績(※) |
ロジスペース(LogiSpace) | EPSグループ全体で10,000人を超える人材紹介実績、1993年設立で30周年(※) |
トレードディスパッチ | 貿易・国際物流業界での専門的評価(※) |
物流業界内での評判を確認する際には、以下のような具体的な情報源を活用することが重要です。
- 物流業界の人事担当者からの評価や推薦コメント
- 「LOGI-BIZ」「物流ニッポン」など物流専門メディアでの掲載実績
- 「日本ロジスティクスシステム協会」など業界団体との連携状況
- 物流関連セミナーや研修での講師実績
- 物流業界のSNSコミュニティでの評判や口コミ
特に物流業界では、2024年問題や年間CO2排出量削減といった業界課題に対して、転職エージェントがどのような見解を示し、どのような企業を紹介しているかが業界内での評価に大きく影響しています。
評判を事前に調査し、物流業界内で信頼度の高い転職エージェントを選択するようにしてください。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
教育・研修プログラムの有無で転職エージェントを選定する
物流業界での転職を成功させるためには、教育・研修プログラムの充実度で転職エージェントを選定しましょう。
転職後に即戦力として活躍するためには継続的なスキルアップが必要だからです。
たとえば、物流業界特化の転職エージェントでは以下のような教育・研修プログラムの違いがあります。
転職エージェント | 提供する教育・研修プログラム プログラムの特徴 |
---|---|
トレードディスパッチ | 【提供する教育・研修プログラム】 ・独自の教育・訓練プログラム「Trade Camp」 【プログラムの特徴】 ・入社前に業務知識習得、”仕上がった人材”として即戦力化 |
ロジスペース(LogiSpace) | 【提供する教育・研修プログラム】 ・国際物流ガイド、転職Q&A、専門用語集 【プログラムの特徴】 ・国際物流・貿易実務の基礎から応用まで体系的に学習 |
CLO Career | 【提供する教育・研修プログラム】 ・CLO Media、業界動向分析コンテンツ 【プログラムの特徴】 ・物流統括責任者レベルの戦略的思考を養成 |
物流人 | 【提供する教育・研修プログラム】 ・業界専門資格取得サポート 【プログラムの特徴】 ・ロジスティクス経営士等の資格取得を通じたスキル向上 |
JACリクルートメント | 【提供する教育・研修プログラム】 ・ビジネスセミナー、継続的なキャリア研修 【プログラムの特徴】 ・転職後も含めた長期的なキャリア形成支援 |
加えて、物流業界では以下のような専門的な知識・スキルが求められます。
そのため、体系的な教育プログラムが転職成功に大きく影響します。
貿易実務スキル | インコタームズ、L/C(信用状)、通関手続き、関税計算 |
---|---|
物流システム知識 | WMS(倉庫管理システム)、TMS(輸配送管理システム)、EDI |
SCM戦略 | 需要予測、在庫最適化、サプライヤー管理、リスク管理 |
法規制対応 | 労働基準法改正(2024年問題)、環境規制、安全管理 |
国際物流知識 | 各国の物流事情、文化的差異、言語スキル |
一方、教育・研修プログラムが不十分な転職エージェントでは以下のような問題が発生する可能性もあります。
- 転職後に業務についていけず、早期離職のリスクが高まる
- 物流業界の専門知識不足により、キャリアアップが困難になる
- DX化の波に乗り遅れ、将来的な競争力を失う
- 業界の最新動向や規制変更に対応できない
- 国際物流分野での活躍機会を逃してしまう
また、物流業界では資格取得が昇進や転職に大きく影響。
(※参考:「物流業界に就職するのに有利な資格は?新卒でも取得しておくべき理由」)
そのため、「通関士」「危険物取扱者」「フォークリフト運転技能者」などの資格取得支援プログラムの有無も重要な選択基準となります。
特に未経験、異業種から物流業界への転職を検討している場合には、充実した教育・研修プログラムを提供する転職エージェントの利用が転職成功の鍵です。
物流業界が「年齢」よりも実務経験と専門知識を重視する理由
幅広い年代の人が働く物流業界は、慢性的な人手不足により転職しやすい業界とも言われています。
ではなぜ、年齢がネックになりにくいのでしょうか。
物流業界にはさまざまな職種と業務が混在しており、近年ではデジタル技術の導入や国際化の進展も進んでいます。
そのため、単に年齢で判断するのではなく、実務経験や専門知識、スキルの有無が成果に直結しやすい環境になっているのです。
また、人手不足が深刻な業界でもあるため、他業界と比較して年齢による制限が緩やかで、60歳を超えても嘱託やパートタイムでの採用機会が豊富にあります。
もちろん、すべての年齢層でスムーズに転職できるわけではありません。
物流業界では20代後半から40代前半が需要の高い年齢層とされています。
具体的には、20代後半から30代は現場経験を積みながら管理職候補として育成される黄金期であり、多くの企業が積極的に採用しています。
また、40代前半までは豊富な実務経験を活かしたマネジメント職や専門職での需要が高いです。
とくに「通関士」「物流技術管理士」などの資格保有者や、SCM・DX推進の経験がある人材は年齢に関係なく重宝されるでしょう。
さらに、50代以降でも以下のような専門性があれば転職成功の可能性は十分にあります。
- 国際物流や貿易実務の豊富な経験
- 大規模物流センターの運営管理経験
- 物流システム導入・運用の専門知識
- 新拠点立ち上げや事業再構築の実績
年齢を理由に転職を諦めず、これまでの経験や専門性を正しく評価してくれる、物流業界向けの転職エージェントを積極的に活用していきましょう。
物流業界向け転職エージェント・サイト利用に関する一問一答
物流業界向け転職エージェント・サイトを利用する際のよくある質問を、一問一答形式で紹介していきます。
当記事に掲載されている以外の疑問がある人は、担当コンサルタントに確認するようにしましょう。
Q.地方在住でも物流業界の転職エージェントは利用できますか?
A.地方在住でも物流業界の転職エージェントは十分に利用できます。
多くの物流業界特化の転職エージェントがオンライン面談に対応しており、地方の物流企業との取引実績も豊富だからです。
一例として、JACリクルートメントは、全国12拠点を展開し、地域に根ざした企業との強固な取引実績を持っています。(※)
また、物流人を運営する株式会社アディコムは、地方にも複数の事業所を運営しており、地方の物流事情に精通しています。(※)
そのうえ、物流業界は巨大市場であり、地方にも下記のような多数の優良企業が存在。
- 地域密着の運送会社
- 農産物や地場産業に特化した物流企業
- 製造業の集積地における工場物流
- 港湾や空港周辺の国際物流企業
地方の物流企業でも働き方改革やDX化が進んでおり、都市部と変わらない労働環境や成長機会を提供する企業が増加しています。
地方在住の人も、まずは複数の物流業界特化転職エージェントに登録し、オンライン面談を活用して積極的に転職活動を進めてください。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
Q.資格なしでも物流業界に転職できますか?
A.資格なしでも物流業界に転職することは可能です。
物流業界は実務経験や現場での成果を重視する傾向が強いです。
実際、多くの職種で資格よりも人物性や意欲、基本的なビジネススキルが評価されやすくなっています。
物流業界では以下のような職種で資格なしでも転職可能であり、入社後の研修や実務を通じてスキルを身につけられます。
- 倉庫作業スタッフ
- 梱包・仕分け作業
- 配送ドライバー
- 物流事務
- 営業アシスタント
- カスタマーサービス
- データ入力・管理業務
また、物流業界特化の転職エージェントでも資格なしの転職者を積極的にサポートしています。
物流人では、正社員希望の人から管理職まで幅広い層をサポートしており、未経験者向けの丁寧なコーディネートを提供。(※)
トレードディスパッチでは、独自の教育・訓練プログラム「Trade Camp」により入社前にスキル習得が可能です。(※)
さらに、入社後に「フォークリフト運転技能講習」「危険物取扱者」などの資格取得を会社負担で支援する企業もあります。
「通関士」「物流技術管理士」などの上級資格についても、取得奨励金や研修制度を設ける企業が増加していますよ。
また、資格なしで入社した後に実績を積み、管理職や専門職に昇進するケースも多数あります。
物流業界では現場での実務経験を通じてキャリアアップしていく文化が根強く残っているからです。
資格なしでもまずは物流業界特化の転職エージェントに相談して、未経験者歓迎の求人や資格取得支援制度のある企業を積極的に探してください。
※各転職エージェント公式サイトより(2025年7月時点)
Q.転職回数が多くても物流業界の転職エージェントは利用できますか?
A.転職回数が多くても物流業界の転職エージェントは利用できますし、適切なサポートを受けることで転職成功の可能性を高められます。
物流業界は人材流動性が高く、転職回数よりも各職場で培った経験や成果を評価する企業が多いからです。
物流業界では、以下のような転職回数の多い人材でも、価値のある経験として評価されます。
- 複数の3PL企業での倉庫管理経験
- 製造業・小売業・ECなど様々な業界での物流業務経験
- 国内物流と国際物流の両方の実務経験
- 異なる規模の企業での多様な業務経験
ただし、転職回数が多い場合は次の点に注意した転職活動が重要です。
- 各転職での明確な理由と成果を説明できるよう準備する
- 一貫したキャリア目標や価値観を示す
- 短期間での転職を繰り返さないよう慎重に企業選択する
- 長期的なキャリア形成への意欲を示す
また、転職回数の多さを逆に強みとして活用することも可能です。
多様な物流現場での課題解決経験、様々な企業文化への適応力、幅広いネットワークと業界知識などをアピールポイントとして伝えられます。
転職回数が多い人も積極的に物流業界の転職エージェントに登録し、これまでの経験が正しく評価される企業とのマッチングを目指してください。
Q.ブランクがあっても物流業界に復帰できますか?
A.ブランクがあっても物流業界に復帰することは可能です。
物流業界は深刻な人材不足状況(※)にあり、ブランク期間よりも過去の経験や意欲が評価されるからです。
(※参考:内閣府「(補論)物流業の人手不足問題」)
たとえば、物流業界では以下のようなブランクのある人材でも復帰の機会があります。
- 育児・介護によるブランクがある女性
- 病気療養後の復帰を目指す人
- 業界での経験を経て物流業界に戻りたい人
- 結婚・転居等のライフイベントによるブランクがある人
物流業界特化の転職エージェントでは、ブランクのある求職者に対してさまざまな支援を提供しています。
また、ブランク期間中の過ごし方や学習内容を整理することも復帰成功のポイントです。
例えば、「物流業界の最新動向」「関連資格の勉強や取得」「ブランク中の経験(育児、介護、他業界等)で得たスキルの整理」などを行っておくと、面接での説明がしやすくなります。
加えて、復帰時には以下のような点を考慮した企業選択が重要です。
- 復帰支援制度の充実度
- 研修・OJT体制の有無
- ワークライフバランスへの理解度
- キャリア形成支援の充実度
- 職場環境の働きやすさ
ブランクがある人も諦めずに物流業界特化の転職エージェントに相談し、これまでの経験が活かせる復帰機会を積極的に探してください。